104: 2017/01/16(月)17:58:44

リューク「次は誰を殺すんだ?」

スイレン「うーん…迷ってるけど次は…あっ」

通行人「おはようございます!」

スイレン「おはようございます」

リューク「あいつスマホ持ちながら散歩か?流行りのゲームでもしてんのか」

スイレン「…ああ、そうだ」

マーマネとトゲデマルの死体の画像は、匿名の人物によって掲示板に晒され、祭りとなった。
その投稿者は、画像のアップロード後すぐに事故で死んだという。

 

 

 

105: 2017/01/16(月)17:58:54

翌日。

カキ「スイレン。アローラ」ボゴッ

スイレン「ぐうっ…」

今日もスイレンはクラスメイトに殴られる。
だが構わない。
もうすぐこの地獄から解放されるのだから。
完璧な復讐を達成することによって。

 

106: 2017/01/16(月)17:59:03

サトシ「アローラ!」

マオ「あ、サトシ!」

カキ「ん?服に血がついてるぞ?」

サトシ「ああ、途中でスカル団を殴ったから…その返り血だよ」

マオ「あいつらに絡まれたの?大丈夫だった?」

サトシ「もちろんだぜ!」

 

107: 2017/01/16(月)17:59:14

スイレンは信じられないものを見た。
デスノート所有者は、死神の目でも寿命が見えない。
そしてサトシの寿命は、スイレンの目に映らなかった。

スイレン「な…」

サトシ「おっ、スイレン!今日もムカつくな!」ドゴォ

スイレン「ふ…げえっ…」

スイレン (サトシがデスノートを…!?)

 

108: 2017/01/16(月)17:59:25

スイレン (ためらわず私を蹴ったことから、私もノートを持ってることは気づいてないみたいだけど)

スイレン (…いや、大丈夫。早めに殺せばいいだけ)

スイレン (サトシの性格上、私をノートで殺すことはしないはず)

スイレン (サトシにとって私はサンドバッグなんだから…手放すようなマネはしない。わかってる)

リューク「ククッ…所有者が集まる学校だなここは。マジで偶然だが面白いじゃねえか」

スイレン (だけどもし、サトシの死神がリュークのことをバラしたら?」

スイレン (その場合でもサトシが私を殺さない確証なんて…どこにも…)

 

109: 2017/01/16(月)17:59:38

カキ「今日もククイ先生は来てないらしいぞ。オーキド校長も休みだ」

マオ「校長先生はよく休むけど、ククイ先生が2日も休むなんて珍しいね」

サトシ「ククイ博士、死んでたり…いや殺されてたりしてな」

スイレン「!」

スイレン (私が先生を殺したことも気づいてる…?まさかもう死神が…!?)

 

110: 2017/01/16(月)17:59:54

カキ「マーマネはどうした?」

サトシ「さあなあ…おい、知らねえのかスイレン」ゲシッ

スイレン「うっ…知らな…」

スイレン (マーマネのことも…?ああ、サトシの言動が意味深に見えてくる…!)

サトシ「そろそろ8時半だな。今日の授業は誰がやるんだ?」

マオ「ヒオウギトレーナーズスクールみたいに凄い先生がたくさんいるわけじゃないからね」

カキ「ククイ先生も校長もいないというのは寂し…あ…」

教室の時計が8時30分を指した。

 

 

 

111: 2017/01/16(月)18:00:09

カキ「マーマネはどうした?」

サトシ「さあなあ…おい、知らねえのかスイレン」ゲシッ

スイレン「うっ…知らな…」

スイレン (マーマネのことも…?ああ、サトシの言動が意味深に見えてくる…!)

サトシ「そろそろ8時半だな。今日の授業は誰がやるんだ?」

マオ「ヒオウギトレーナーズスクールみたいに凄い先生がたくさんいるわけじゃないからね」

カキ「ククイ先生も校長もいないというのは寂し…あ…」

教室の時計が8時30分を指した。

 

112: 2017/01/16(月)18:00:19

カキ「バクガメス。出て来い」

バクガメス「ガメー!」

マオ「カ、カキ?何を…」

バクガメスをボールから出したカキが、炎のゼンリョクポーズでZワザを繰り出す。

カキ「ダイナミックフルフレイム!」

スイレン「!?」

放ったZワザの炎は教室中に燃え広がった。
そしてカキは、真っ黒い油煙をあげる毒々しい炎の中に飛び込んでいった。

 

113: 2017/01/16(月)18:00:38

炎に包まれて狂ったように両手を振り回す影。
派手な音を立てて転倒する机。
サトシは、かつて目の当たりにしたレシラムの炎を思い出していた。
もし自分があの劫火を受けていたら、今のカキのようになっていたのだろうかと思うと、たまらなく興奮した。

マオ「いやあ!カキ!カキ!」

スイレン (こ…これは…まさか…)

 

114: 2017/01/16(月)18:00:46

スイレンは咄嗟に振り向いた。
そこには、恍惚の表情で炎を見つめるサトシがいた。

サトシ (火の色は、愉しかった)

サトシ (なんてな)

カキは知らない。
スイレンに屈辱を与える。
自分はそのためだけに焼き殺されたことなど。

 

115: 2017/01/16(月)18:00:55
カキ 焼身自殺
〇年×月〇〇日午前8時30分
登校し、教室で手持ちのバクガメスをボールから出し、Zワザ「ダイナミックフルフレイム」を使う。
教室に広がった炎の中に飛び込み焼身自殺。

 

 

116: 2017/01/16(月)18:01:04

結果、カキは死亡。
バクガメスはどこかへ連れていかれ、スイレンたちは警察の事情聴取を受けた。
学校は半焼となったため暫く休校となった。

リューク「やられたなスイレン」

リューク「学校が燃えても構わないとは…サトシとかいう奴も相当イカレてるらしい」

スイレン (…サトシ)

スイレン (サトシ、サトシ、サトシ)

スイレン「サトシ!!!サトシィ!!!!!」

リューク「お…おい…落ち着けよ…」

スイレン「落ち着いていられないよ!あいつがカキを殺した理由がわかる!?」

スイレン「私の復讐を妨害するために!そのためだけに!」

スイレン「あああああああ!憎い!よくも私の!完璧な復讐を!」

リューク (やべえ…)

 

117: 2017/01/16(月)18:01:15

スイレン「…殺す。殺してやる!今すぐに!」

溢れだす激情に身を任せ、スイレンはデスノートにサトシの名前を書き込んだ。

スイレン「死因…この上なく残酷なもの…ああなんで!こんな時に思いつかないの!」

ホウ「…お姉ちゃん?」

スイ「…何やってるの?」

スイレン「!」

 

118: 2017/01/16(月)18:01:27

スイレン「あ、ああ…ホウ。スイ。なんでもないよ」

ホウ「でも…殺すとかなんとか…」

スイレン「…」

スイレン母「うるさいわよさっきから!なんなのよ!」

スイレン母「殺すってのは私のセリフよ!あんたこそ死になさいよ!」

スイレンの中で何かが壊れた気がした。
はたして自分の人生に、足手まといにしかならない家族など必要なのだろうか。
母も、妹も、障害以外の何物でもない。

スイレン (…ああ、これもいらないや)

スイレン (捨てちゃおう)

 

119: 2017/01/16(月)18:01:43

かつては、ここが一番だった。
この家が、スイレンの心が休まる唯一の場所だった。

スイレン母「スイレン。買い物行ってくるから留守番してなさいよ」

ホウ・スイ「「バイバイお姉ちゃん!」」

しかし今のスイレンの心はもう。

スイレン「うん。行ってらっしゃい」

殺しの螺旋の中でしか休まらないし、生きられない。

スイレン「バイバイ」

 

120: 2017/01/16(月)18:01:56

スイレンのデスノートには、3人の名前、そして「事故死」の死因と共にこの文章が書かれていた。

〇年×月〇〇日午後7時30分。
買い物に行くため外出し、店に向かう途中で事故に遭い死亡。

 

121: 2017/01/16(月)18:02:57
すみません
トイレに行きますので、少々お待ちください
あ、それとこのSSでの戦いは頭脳戦ではなく肉弾戦が殆どです

 

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