92: 2017/01/16(月)17:56:24

ゼルオギー「スイレン…あの青い髪の女か」

ゼルオギー「だったらデスノートにあいつの名前を書けよ」

サトシ「はあ?そんなつまんねえことするわけねえだろ」

サトシ「いいか。スイレンの狙いは復讐だ」

サトシ「自分をいじめた人間を全員殺すのが最終的な目的なんだろう」

サトシ「ククイ博士も既に殺されたと考えるべきだ」

 

93: 2017/01/16(月)17:56:37

サトシ「さて、あいつにとって一番屈辱的な死に方はなんだと思う?」

ゼルオギー「…復讐を達成できずに死ぬことか」

サトシ「そうだ。だから俺はまだスイレンを殺さない」

サトシ「俺としてもな。快適なアローラライフを邪魔しやがったスイレンは本当にムカつくんだ」

サトシ「復讐は失敗したと理解させ、俺への恨みを募らせながら、惨めに這いつくばらせて」

サトシ「殺してやる」

 

 

 

94: 2017/01/16(月)17:56:49

ゼルオギー「これは面白いな。応援してるぜサトシ」

サトシ (ゼルオギー…この死神も信用できないな)

サトシ (スイレンの特徴を知ってるってことは、誰にノートを渡すか見定めてたってことだ)

サトシ (学校の誰かにノートを渡せと、前の持ち主に指示されてたんだろう)

サトシ (わざわざポストに入れた理由は、手渡しではわからない俺の反応を見るためか?)

サトシ (君の命を守るためにノートを渡したと手紙に書いてあったが…あれも嘘だろうな)

サトシ (リーリエの敵討ちを代わりにやってもらおう、ってのが本心か)

サトシ (前の持ち主が誰なのかは大体見当がつく。そのうち殺してやりたいが…何より重要なのは)

サトシ (この死神がいつ裏切るかわからないってことだ)

サトシ (…死神を殺す方法もあるはず。それを知る方法は?)

自分の歩みを邪魔する者は誰であろうと殺す。
それが死神であろうと。
サトシは例外を作らない。

 

95: 2017/01/16(月)17:56:59

リューク「今日はあいつを殺すんだな」

リューク「なんだ?一緒にこいつも殺すのか?」

デスノートを広げ、また誰かの死を操るスイレン。
死の状況は既に考えているので、ペンの動きは途中では決して止まらない。

スイレン「よしできた」

スイレン「アシマリに最悪の死に方をさせたあいつには、同じ死に方をさせないとね」

リューク「…にしてもこれは…いや…その…汚ねえな…」

スイレン「これくらい汚い死に方が合ってるってことだよ」

ノートには1人の名前と2つの死の状況が書かれていた。
名前が指定されていないほうの死の状況は、スイレンのアシマリとほぼ同じものだった。

 

96: 2017/01/16(月)17:57:08

深夜3時。
アシマリとの思い出の場所であるあのビーチに、スイレンはいた。
手袋をはめ、肩からショルダーバッグをたすき掛けにしている。

スイレン「ふう。そろそろ来るかな」

リューク「にしてもスイレン。こんな開けたビーチ…誰か来たらどうすんだよ」

スイレン「え?殺せばいいじゃん」

スイレン「この辺にはここがよく見える建物や監視カメラって無いし、途中で誰か来たら事故死させれば問題ないよ」

リューク「ククッ…お前、死神より死神らしいぜ」

スイレン「嬉しくないよそんなの。あっ、来た来た」

スイレン「マーマネ。トゲデマル」

マーマネ「…スイレン」

 

97: 2017/01/16(月)17:57:19

スイレン「ねえマーマネ。私のアシマリを殺した時のこと覚えてる?」

スイレン「他のみんなも色々してたけど、トドメを刺したのはマーマネとトゲデマルだよ」

スイレン「アシマリの死に様は酷かったなあ…トゲデマルにフンをつけられて、マーマネに死体をネットに晒されて」

スイレン「その画像のタイトルは…アマシリだったよね」

スイレン「フンを漏らしてるように見えるからって付けたタイトル」

スイレン「ネット上で割と反響があったっけ」

 

 

98: 2017/01/16(月)17:57:27

スイレン「で、そのことについてどう思ってる?ちょっとは反省してる?」

マーマネ「…反省?するわけないじゃん!あの生臭いゴミで遊んで!それをネットにうpして!それの何が悪いのさ!トゲデマルだって何も悪くない!むしろゴミを片付けて偉かったじゃないか!あんな生ゴミを持ってきたスイレンこそ反省するべきだよ!」

スイレン「ああうん。反省なんかするはずもないよね」

スイレン「もういいや。じゃあこれあげる」

その言葉と共にスイレンがバッグから取り出したのは、切れ味のよさそうなナイフだった。

 

99: 2017/01/16(月)17:57:38

マーマネ「あ…」

マーマネ「…そうだトゲデマル。ニックネームをつけてあげようね」

マーマネ「君の新しい名前は、アマシリだよ」

トゲデマル「デマッ!?」

スイレンは見た。
死神の目で見たトゲデマルの名前が、アマシリに変わるところを。

スイレン「アマシリ…っと」

すかさずスイレンはその名をデスノートに書き込む。
死因や死の状況は既に書いてあるので、書き込むのは名前だけでよかった。

 

100: 2017/01/16(月)17:57:51

スイレン「アマシリ、寝転がって」

トゲデマル「マー!」ゴロン

スイレンに命令された通り、トゲデマルがうつ伏せに寝ころんだ。

マーマネ「…」

何かに操られたようにズボンを下ろすマーマネ。
ククイと同じように、全く抵抗もできずにいる。

マーマネ「あ…」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

トゲデマル「デマァァァァァ!!!」

とつてもない勢いで脱糞したマーマネ。
出したものは全てトゲデマルにかかってしまった。

 

101: 2017/01/16(月)17:58:10

リューク「汚ね…」

スイレン「ここからだよ」

その体勢のまま、マーマネはナイフを両手で握りしめた。
それから刃先を自分に向け、ガタガタと震える手で腹に突き立てようとする。
その様はまるで、ノートの力に必死で抵抗しようとしているようだった。

マーマネ「が…」

だがそれも一瞬のことだった。
刃が見えなくなるほどナイフを腹に深く突き刺したマーマネは、鮮血を撒き散らしながら倒れた。

スイレン「…ああ、苦痛にまみれた顔で死んでるね。よかったよかった」

見るとトゲデマルも死んでいた。
スイレンはバッグからもう一本のナイフを取り出し、トゲデマルの頭に突き刺した。

 

102: 2017/01/16(月)17:58:20

デスノートに書き込まれた、マーマネとトゲデマルの死の状況はこれである。

マーマネ 自殺
〇年×月□日
午前3時にカーラエ湾のビーチを訪れ、そこで待っていた少女と会話し、自分の本心を曝け出す。
少女にナイフを渡されると、連れていたトゲデマルに「アマシリ」というニックネームをつける。
そして、そのトゲデマルに向かって脱糞し、そのままの体勢で少女から受け取ったナイフを腹に突き刺し、同日午前3時10分死亡。

アマシリ 心臓麻痺
〇年×月□日
少女の命令を聞き、その場にうつ伏せで寝転がる。
そのままトレーナーに脱糞され、糞をその身につけたまま同日3時10分死亡。

スイレン「…午前3時10分。デスノートに狂い無し」

 

103: 2017/01/16(月)17:58:30

スイレン「さ、帰ろうリューク」

リューク「しかしお前のアシマリ、あんな死に方したのかよ」

スイレン「死因はトゲデマルの電撃だよ。頭にトゲを刺された状態で電撃を受けて死んだの」

スイレン「まあその後、ネットに晒される以外にも色々されてね…死体は残らなかったよ」

リューク「…ちなみに死の時間に指定した3時10分ってのは?」

スイレン「アシマリが死んだ時間。本当は午後だけど」

リューク「ああ…」

二人は歩きながら不穏な会話を続けていく。

 

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