161: 2017/01/16(月)18:22:38

近年の科学の進歩は目覚ましい。
スマホで撮影した動画を自動で転送することなども可能になった。
オーキドが撮影した動画の転送先は―

スイレン「ハウオリシティで大量死…?」

リューク「どれどれ。うわっ、ひでえな」

スイレン「守り神カプ・コケコが攻撃した、犯人らしき男は既に死亡?カプ・コケコと相討ち…」

スイレン「黒いノートを手に持って意味不明なことを叫んでいた…」

スイレン「リューク!これ…」

リューク「おう。デスノートだな」

 

162: 2017/01/16(月)18:22:49

スイレン「…デスノートの所有者って何人いるの?」

リューク「6人だ。こいつが死んだし、あのサトシとかいうのも死んだから…お前含め後4人だな」

スイレン「…デスノートが存在している限り、いつ殺されてもおかしくない」

スイレン「早く残りの3人を殺さないとね」

リューク (ククッ…家族の名前をノートに書いておいて…あいつらもうすぐ死ぬってのに自分の心配かよ)

リューク (こいつ本当に面白!…だ)

 

163: 2017/01/16(月)18:22:57

スイレンはその時、口で発した言葉とは別のことを考えていた。

スイレン (デスノートの所有者が6人?なんでそんなこと知ってるの?)

スイレン (他にノートを落とした死神がいるって知ってる…?ってことは)

スイレン (別の死神がノートを落としたよりも後、もしくは同時にリュークもノートを落とした)

スイレン (つまり、どこかの死神のデスノートを勝手に人間界に持ち込んだっていうのも嘘)

スイレン (私には内緒にして、死神同士で何か企んでる…そういうことかな)

スイレン (…気に入らないなあ)

 

 

164: 2017/01/16(月)18:23:07

スイレンの疑念などリュークは知らない。
それよりもリュークは、別のことに興味を示した。

リューク「ん?メールだぞ」

リューク「お前メル友なんかいたのか…」

スイレン「いるわけないでしょ。どうせ迷惑メールだよ」

リューク「なんかすまん」

スイレン「…これって」

 

165: 2017/01/16(月)18:23:16

ポケモンスクールは「校舎内携帯電話使用禁止」を校則としているが、違反者が跡を絶たない。
スイレンも一度、電源を切り忘れていたせいでメールの着信音が鳴ってしまったことがあり、その際ククイに腹を蹴られスマホを没収された。
オーキドは、没収された生徒のスマホからメールアドレスなどのデータを抜き出すことを日常的に行っていた。
生徒の暴力行為を見過ごしている分、せめて情報面だけでも完璧に管理しようと考えていたのだろう。

リューク「差出人は…nariyaokido?」

スイレン「オーキド校長から…だね」

スイレン (メルアドなんか教えてないけど…どこから漏れた?)

リューク「おい、動画が添付されてるぞ」

メールに添付されていた動画の内容は、驚くべきものだった。
あの国際警察がオーキドの家に来て、オーキドが自分はキラであると自白していた。
会話の流れから、この後オーキドは死亡したのだろう。

 

166: 2017/01/16(月)18:23:25

スイレン「こいつ!例の国際警察…!?たしかに殺したはずなのに…」

リューク「現実的に考えうるのは、既に自分の名前をデスノートに書いたとかだな」

リューク「例えば明日死ぬってノートに書けば、もうそれより前には絶対に死ななくなる」

スイレン (ってことはこの国際警察も所有者…?)

スイレン (学校でこいつが所有者だったって気づいてたはず…!わざと言わなかったねリューク…!)

スイレン 「…仕方ない」

スイレン「リューク。ノートに書かれた死因を取り消す方法…あるはずだよね」

 

167: 2017/01/16(月)18:23:41

その日も、ハンサムたち捜査員はモーテルで一夜を過ごした。
ここ数日の命懸けの捜査に、タフな捜査員たちにも疲弊の色が見えている。

ハンサム「諸君、おはよう」

ハンサム「今日は生徒たちの事情聴取を行う」

捜査員2「オーキドのデスノートにリーリエたちの名前は無かった。つまり彼女らを殺したのは生徒の誰かという可能性が高い」

ハンサム「そうだ。さて、誰から始めるか…だが」

ハンサム「私としてはスイレンという少女が気になるのだ」

 

 

168: 2017/01/16(月)18:23:49

捜査員1「ハンサムさんが話してた、いじめを受けている少女ですか?」

捜査員5「なるほど。その復讐でクラスメイトを殺したと」

ハンサム「できればそんなことは考えたくないのだが…捜査に私情を挟むわけにはいかないからな」

ハンサム「普通ならいくつも質問をしなければならないし、そのせいで子供たちが傷つくかもしれない」

ハンサム「だが死神の目があればそんなことはしなくて済む」

ハンサム「そういう意味では感謝してるぞ死神」

グック「ケケッ」

 

169: 2017/01/16(月)18:23:55

捜査員1「ああそうだ、ハンサムさん。そのグックという死神が憑いているデスノートを見せていただけませんか?」

捜査員1「少し気になることが…」

ハンサム「ん?ああ…これだが」

捜査員1「ありがとうございます。フーディン、出てきてくれ」

ハンサム (…まさか!)

咄嗟にハンサムが捜査員からデスノートを奪い、腕に抱える。

 

170: 2017/01/16(月)18:24:04

しかしフーディンは「すりかえ」を使い、ハンサムからデスノートを奪い返した。
そして次の瞬間、フーディンの姿は消えていた。

ハンサム「テレポートか!どこに…」

捜査員3「おい!どういうつもりだ!」

捜査員1「ぐっ…あ…」ドクン

捜査員1「…」

捜査員5「ひっ!?」

ハンサム「…心臓麻痺」

捜査員2「デスノートか…」

ハンサム「クソッ!やられた!」

 

ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24